| 2005/10/06 木 |
こぐまねこ帝国でワンクリック料金請求に関することをUPしたのは、「わんくりコラム」というひとコーナーに過ぎませんでした。今年の2月の話です。
そのころから半年以上経過している訳ですが、現在と当時を「ワンクリック料金請求の勢力図として」比較してみたいと思います。 |
コンテンツページのワンクリック料金請求の真似ごとでタイプ的に4種類のものを挙げていますので参考にしてもらいたいのですが、この類型別に比較してみたいと思います。
上記コンテンツページでは、
①演出系ワンクリック料金請求
②演出系ツークリック料金請求A
③演出系ワンクリック料金請求B
④スパイウェア系ワンクリック料金請求
の4種類を紹介していますが、
①は画像クリック後に直接登録完了画面へ行くもの
②は画像クリック後にポップアップダイアログでの確認措置があるもの
③はクリック後に類似の画面内へ移動するだけのもの
④は厄介なスパイウェア(ワンクリウェア)を仕込むタイプ
です。
さて、2月当時は、ほとんどのワンクリック料金請求サイトは文字通り、「ワンクリック」で登録完了画面へ行き不当料金を請求する①のタイプがほとんどでした。
②③④は一部で見られていましたが、さほど大勢力というものではありませんでした。
①のタイプは確認措置が無いために、消費者センターなどの行政機関をはじめとしてほとんどのサイトで「電子消費者契約法第3条にある確認措置がないから、錯誤無効を主張できる」として料金請求を無視するように指導していました。
こうなると、②や③のタイプへ移行することは通常考えられるところだったのですが、その流れに追い討ちをかけるような事件が今年の5月にありました。
それは、東京都と経済産業省(特定商取引法の所轄官庁)、総務省(電気通信事業法の所轄官庁)などが連携してワンクリ包囲網と呼ばれる包囲陣を敷いたことです。(逆に言えば、複数の行政機関が連携しなければならないほどワンクリック料金請求は法律の網目をかいくぐっている厄介なものだということです)
これは、最終的にISP(ホスティングサービス等)に任意にお願いをしてワンクリック業者との契約を打ち切ってもらうというものです。
しかし、何らの強制力も持たず、「撲滅」という観点からはほとんど期待できないものなのですが、それでも、ポップアップ等での確認措置を取らざるを得ないような状況に追いやられたと考えられる次第です。
④のスパイウェアのタイプについては、早くからヴォルクさんのサイトが問題視されていました。
このタイプも、消費者センターをはじめとする行政機関が「連絡を入れるな。無視しろ。」と指導していたがための反動だと思われますが、一時は確認されただけで40サイト以上という大勢力にのし上がりました。
この時点で、警察に何とか取締りができないのか照会したところ、メールアカウントの抜き取りやポップアップの噴出は警察では対応できない(容疑をかけられない)との回答が来てしまったために、「うーん。困ったなぁ・・・」と思っていました。
が、多くのウィルス対策ソフトが「trojan vuirus(トロイの木馬)」などとしてウィルス定義するようになってきたのを受け、下火とはいかないまでも一時のような強盛はなくなったようです。
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2月当時 6月頃 10月現在
① 主流 下火 衰退
② 一部 拡大 主流
③ ごく一部 一部 一部
④ 一部 強盛 中勢力
「おっほっほ。半年あまりの間に随分と勢力図が動いたものじゃ。」
ワンクリック料金請求の名称自体は①にこそ当てはまるものなのですが、①が衰退した現在となっては「クリック料金請求」と呼ぶことに変更しようかなぁ。。。とか考えてしまいますね。
関連記事:
ワンクリック料金請求未来予想(2005/10/07 金)
ワンクリの名称変更について(2005/10/07 金)
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